「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂尊 著 レビュー

ジェネラル・ルージュの凱旋ジェネラル・ルージュの凱旋
(2007/04/07)
海堂 尊

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「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂尊 著

本 内容(「BOOK」データベースより)
桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書だった。病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入や、ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の“火喰い鳥”白鳥の登場で、さらに複雑な事態に突入していく。将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水の悲願、桜宮市へのドクター・ヘリ導入を目前にして速水は病院を追われてしまうのか…。そして、さらなる大惨事が桜宮市と病院を直撃する。

アヒル。 目次

第一部 潜航

 序章 海の底
 1章 オレンジ・スクランブル
 2章 血まみれ将軍(ジェネラル・ルージュ)
 3章 コミットメントの空隙
 4章 オレンジの不良債権
 5章 ハヤブサと眠り猫
 6章 ピンストライプの経済封鎖
 7章 多重陰謀
 8章 ホンキートンク・ガール
 9章 新人の陥穽(ルーキー・ビットフォール)
10章 沈黙の少女
11章 ドクター・ヘリ

第二部 戴冠

12章 赤煉瓦の泥沼
13章 田口講師の災難
14章 フジワラ・ナース・ネット
15章 エシックス・エントリー
16章 旧友(オールド・フレンド)
17章 ジェネラル・ルージュの伝説
18章 泥沼エシックス
19章 天窓の歌姫
10章 火喰い鳥の告知(ノーティス)
21章 泥沼の中のジェネラル
22章 司法と倫理
23章 医師法二十一条の影
24章 ハヤブサ美和
25章 リスキマネジメント委員会
26章 エシックスの終焉
27章 ジェネラルの退場
28章 カタストロフ
29章 口頭試問
終章  岬


全384ページ



海 読後レビュー。

海堂さんの4作目。田口&白鳥シリーズでは第3弾。
「ナイチンゲールの沈黙」と並行して起こった事件の話です。

「ナイチンゲールの沈黙」は浜田小夜の視点で描かれていたけれど、同時期の事件を今度は、小夜の友人・如月翔子の視点で描いています。

「ナイチンゲールの沈黙」と重なっている部分が多くて、最初は違和感がすごくありました。
だって、「ナイチンゲールの沈黙」にあった文章がそのままあって、そこから違う登場人物の視点で書かれてたりするんで、ちょっと困惑。
しかも、今回は全然関係ない登場人物(看護師の浜田小夜)とかも、ちょいと出てたりして
全作品を読まないと、「ん?」と思うことも多いです。

慣れてきてからは大丈夫だったけど。
それに、もう1作「螺鈿迷宮」に続く話でもあって、「螺鈿迷宮」で潜入捜査する姫宮の看護実習の話が書いてあって、なんていうか、全部の話がつながってるんですよ。
順番に読まないとわかりにくい。

4作品めの「ジェネラル・ルージュの凱旋」で、東城大学医学部付属病院の重要なキャストの人となりがものすごーーーくよくわかりました。
もうね、“東城大学医学部付属病院”通って感じ(笑)

しかし、こんな問題ばっかり起こる病院って・・。

しかも、続々と優秀な医師がいなくなっていく病院って・・・。

まぁ、いろいろ問題が起こりながらも
主人公?田口先生は、周りのおかげで(今回は藤原看護師大活躍!)
解決していきます。

速水が超かっこいいです。
冒頭の15年前に起きた城東デパート火災、当時二年目か三年目の新米医師だった速水は、
若手看護師とたった二人で片っ端から患者を引き受ける。
ICUは満床になり、病院長も不在だった。
そこで速水は、独断で病院の指揮系統を統率しようとしたんですねー。
全館放送用マイクから流れた言葉は「今から全病棟スタッフは私の指揮下に入る」。
そこで、ルージュを引くことを提案されて、しっかりその場を取り仕切りました。
ひゃー、それはそんなに効果があるのか?と疑問でしたが。
そして、それは再現されるのでした・・・。だから「ジェネラル・ルージュの凱旋」なのね。

ドジな姫宮のおたおたぶりと白鳥や速水部長のスピード感とのズレが面白いですね。
今回、姫宮はICUに看護士見習いとして潜入してて、速水部長以下ICUメンバーに
そのとろさと、知識を見せつけてます。この事件の後、「螺鈿迷宮」の桜宮病院に潜入してますね。
この本では、子供の死亡事故を虐待と疑った速水にエーアイをしましょうと提案し、遺族に了解を取り付け、CTにかけた画像を見て的確な診断を下し、虐待による死亡を証明しました。
さらに、最後のバイパス事故で、トリアージ・タグを的確につけてて、おぉっ!と思いました!さすが厚生労働省主席!

白鳥の活躍の場は少なかったですが、やはりこの人が登場すると、面白くなりますね。


*東城大学医学部付属病院新棟=通称オレンジ新棟。5年前に竣工、完成。
白亜の13階建ての本館と、丈の高いホワイト・パフェに添えられた3階建てのオレンジ・シャーベットのよう。1階はICU病棟、2階は小児科病棟。地域救急医療の24時間引き受けを宣言。
収益性が低く、当初は「ライジング・サン」と言われていたのに、今は「イブニング・サン」と揶揄される。オレンジ新棟は東城医大の不良債権だった。
通常の2倍の看護師がオレンジ新棟に配属され、その中から優秀な人材をICUが選び、残りを小児科病棟に配属するという暗黙のルールがある。

*水落冴子が緊急入院したのは、ドア・トゥ・ヘブン(極楽病棟12FのVIPルーム・1234号室)
先々代の病院長、佐伯教授が作った。

*倫理問題審査委員会(エシックス・コミティ)
 半年前に、曳地助教授が立ち上げた。
 病院組織から独立した研究、医療全般に関する問題の検討会。
 現在の委員長は、曳地の指名で、精神科の沼田助教授。
 メンバーは曳地シンパで、「バチスタ」事件で権威を落とされた曳地の対田口リベンジ・チーム。

<登場人物>

田口公平 : 不定愁訴外来担当(通称・愚痴外来)神経内科学万年講師。
        リスクマネジメント委員会委員長。 あだ名は「グッチー」「行灯」など
         高階病院長の"懐刀"または"腰巾着"とも呼ばれるように。
   
白鳥圭輔 : 厚生労働省大臣官房秘書課付技官 &
          医療過誤死中立的第三者機関設置推進準備室室長 
         通称「ロジカル・モンスター」「火喰い鳥」。厚生労働省の問題児。

姫宮    : 白鳥の部下“氷姫”。厚生労働省主席で入省した超エリート。
         ICUに看護士見習いとして潜入。
         医師免許も持っており知識だけは豊富だが、非常にドジでとろい。
         「ミス・ドミノ」と呼ばれる。
         花房の第一印象「チョウチンアンコウのひらひら揺れる疑似餌」。

高階権太 : 東城大学医学部付属病院院長。消化器腫瘍外科教授。

藤原真琴 : 不定愁訴外来看護師。ベテランで影の実力者。

救急救命センター(ICU併設)

速水晃一  : センター部長。田口と同期で「ジェネラル」の異名を持つ。水落冴子のファン。
          いつもチュッパチャプスを口に入れている。
五十嵐副部長 : 休職中。
佐藤伸一  : 副部長代理。ダジャレ好き。如月に好意を寄せている。
花房美和  : 看護師長。松井総師長の直系。ハヤブサと呼ばれるエース。
          猫田と総師長の座を狙ってライバル。
          手術室、外科、整形外科、循環器内科、そして5年前のオレンジ新棟設立と
          同時にICU師長に。松井総師長の直系。
如月翔子  : 看護師。3年目。ICUの爆弾娘。速水が好き。25歳。
久保圭子  : 主任看護師。20代後半。鋭角的な顔立ち。
森野弥生  : 看護師。翔子の5年先輩で久保と同期。ふくよかで茫洋とした雰囲気。

小児科

奥寺隆三郎 : 教授。
猫田麻里  : 看護師長。"眠り猫""千里眼"とも呼ばれる東城大学開闢以来の横着者。
          藤原看護師の愛弟子。花房の5年先輩。
権堂昌子  : 主任看護師。
浜田小夜  : 看護師。

*その他
兵藤勉   : 神経内科、助手。医局長。
丹羽    : 神経内科。主任看護師。
白石    : 神経内科。看護師長。
島津吾郎  : 放射線科助教授。田口と速水の同期。がんがんトンネル魔人。
水落冴子  : 伝説の歌姫。彼女の暗い歌を聞くと、皆絶望的になる。速水は大ファン。
城崎     : 冴子のマネージャー。昔、冴子と関係が。
          一世を風靡したバタフライ・シャドウのベーシストだった。
結城    : メディカルアソシエイツの代表者

*エシックス・コミティ・メンバー
沼田泰三  : 精神科助教授。倫理問題審査委員会(エシックス・コミティ)委員長。
曳地均   : 呼吸器内科学教室助教授。
         元リスクマネジメント委員会委員長と電子カルテ委員会委員長兼任。
         倫理問題審査委員会(エシックス・コミティ)を作った。定年間近。
日垣    : 呼吸器内科講師。曳地委員長の直系。
谷村    : 循環器内科講師。
工藤    : 精神科講師。沼田の腰ぎんちゃく。
神田    : 放射線科技師。
権堂昌子 : 小児科主任看護師。
三船     : 事務長。アメリカ帰りで厚労省出身。病院経営コンサルタント会社から派遣された。
         速水のドクター・ヘリ導入案に反対している。
<外部委員>
・野村勝    : 桜栄弁護士事務所弁護士。
・中野美佐子 : 桜宮女子短大倫理学教授。
<オブザーバー>
・白鳥

*リスクマネジメント委員会・メンバー
田口公平 : 委員長
黒崎誠一郎 : 臓器統御外科教授。リスクマネジメント委員会副委員長。
松井    : 総看護師長。看護科のトップ。 任期は今年いっぱい。来年総師長選あり。
羽場貴之 : 手術室機材管理室室長。
<オブザーバー>
沼田、三船、野村弁護士、中野教授、島津助教授、神田技師、白鳥、高階病院長、日垣
如月、佐藤、花房。

登場人物作品関連図はこちらをクリック!



●時期
2006年12月14日(木)午後11時~25日(月)午前11時(「ナイチンゲールの沈黙」と同時期)


<メモ>

 *以下ネタバレ含みますので、見てもいい方だけ、ドラッグしてください。


・猫田が3年前に小児科に着任したとき、速水はICUの師長にしようとしたようですが、奥寺教授に横取りされました。猫田はオレンジ2階を看護婦の吹きだまりから、雰囲気を一変させます。
さらに、2年前の第4回ドラフト会議では、学業成績抜群だが、実技評価は最低、現場では使えない優等生・浜田小夜と、学業成績は落第すれすれだが実技はトップ、研修成績も評判も素晴らしい如月翔子の2人から、猫田は浜田を選んだ。欲しかった如月を苦もなくとれたが、猫田への違和感が強くなる。自分と正反対のタイプの猫田に負けたくないという気持ちがあったが、猫田の器の大きさに魅せられていた。
花房は、如月が速水を真っ直ぐに見つめているのを見ていられませんでした。若くて仕事が出来てかわいい如月に嫉妬してたんですね。


・速水部長のことを花房美和はずっと好きだったんだなぁ・・。
 彼とともに裁かれようと速水の書いた告発文に自分の名前も入れて、
 リスクマネジメント委員会(田口)へ送ったのは、彼女でした。
 15年前に起きた城東デパート火災時の、速水の「ジェネラル・ルージュの伝説」。
 そのときのルージュを提案した信頼していた若手看護師は美和だったんですね。
 最後に速水が病院を去る時、翔子はふられましたが、美和は一緒にいきます。
 一緒に告げた行き先が「南」「北」と違っていたけれど、
 速水は「将軍のお供はハヤブサにしか務まらない、だろ?」といい、花房を抱き締めます。
「長い間、待たせた」・・・ほんとに長い間でしたね。 胸キュンです。
またいずれ、速水と花房が戻ってくるのを待ちたいと思います。

・田口先生は、沼田先生率いるエシックス・コミティに提出する書類作りに追われて徹夜している中、「ナイチンゲールの沈黙」でも出てきた小児科版の不定愁訴外来も行われてました。
めちゃくちゃ働いてます。ぐっちー。藤原看護師の采配の元、ナース・ネットからの情報を元に資料を作り、いざエシックス。

・エシックスに召喚された速水は、水落冴子を訪ね、自分のために歌ってほしいという。
しかし、冴子は、「あたしは、この世界で誰かのために歌う。だけどそれは速水先生のためではない。あたしの歌は、ねじれた世界をときほぐすためのもの。だから、先生とは無縁の世界よ。だって、速水先生の道はどこまでも真っ直ぐで、決して曲がることはないのだから」という。
速水の本質を見抜いた言葉でしたね・・。

・速水は、翔子に心惹かれていたようですね。一日見ないだけで、淋しく思っています。でも、必要なのは花房だったんだなぁ。

・冴子のミニ・リサイタルで、翔子は白鳥と出会い、翔子の院内での評価、呼び名、さらに新色のリップの色まで当てられます。白鳥・・・あなたはすごすぎです。何で知ってるの?

・エシックス・コミティで、速水は「ノーコメント」を貫きます。沼田が自分だけ安全圏にいるからだと。
「俺の領域に触れたければここまで降りて来い」という速水はかっこよすぎです。

・やってきた白鳥は、告発文書を見て、謎ときします。手書きで、かつ人の名前を書く時にためらいがあり、花房市長のところでの2度の迷いを、文書から見てとった白鳥は、この告発文を誰が書いたか明確にしました。鋭い!白鳥!

・速水、白鳥も加わったエシックス・コミティで、島津の「エーアイの検死における普遍的適用」の議題。エーアイ必要の意義を経験からも言う速水に、エーアイ画像は法的に証拠能力は認められていないという野村弁護士。1年前、白鳥と、医療過誤検討審査委員会のメンバーだった野村と顔見知りだった。白鳥は、得意の論理で、医療の密室性を打破するためにエーアイは極めて有効な検査手段と
野村に言わせた。
さらにさらに、費用について文句を言う三船事務長とも、白鳥は知り合いでした!
白鳥の後輩の三船は、やはり同様に言いくるめられて、倫理的にどうかと問う中野教授に
エーアイ施工時には使い捨てシートにくるんで検査する。では、死体を寝かせたベッドに寝ている患者と同じだと、シャットアウトした。沼田は、島津の審査を承認した。うーん、「イノセント・ゲリラ」に続いてますね。しっかり言いたいこと言ってくれてます。海堂先生。

・結城を二十年前から知っていた速水と田口。ええ?結城・・。「ひかりの剣」で出てきたっけ?
結城さん、「螺鈿迷宮」で出てますが・・・・・麻雀絡み?? ← 調べます!

・藤原看護師が、花房に「どうしてあんなことをしたの?」と告発文について聞くと
「あの人がここを去るのなら、どこまでもついていこうと思ったんです」と返す花房。40代半ばでもかわいいですね。

・告発内容に反論せず、一切を認めたため、エシックスで審査できなくなった速水の収賄の件は、田口のリスクマネジメント委員会で問うことになり、リスクマネジメント委員会。
速水は「予算請求を行えば拒絶される、必要機材の供与を受ければ違法行為。医療をここまで追い詰めたのは誰だ。救急医療では収益はない。管了の目指す医療システムは近い将来必ず崩壊する」
という。そして辞表を提出した。
沼田は15年前の城東デパート火災で、組織系統を軽視したことなどを指摘し、黒崎教授に田口のリスクマネジメント委員長の罷免を要求する。しかし、黒崎は、「辞表を撤回したまえ」といい、「桜宮の医療にはコイツが必要だ。ワシは規則という枠を守って生きる、コイツはその枠を破壊しながら前進する。多賀医を必要としている。救急現場は神でなければさばけない。ワシはコイツの中に神を見た」という。さらに田口の罷免も否決した。

・12/24、クリスマスイブの桜宮バイパスの多重事故。
タンクローリーが炎上し、桜宮コンビナートに引火、大型ショッピングモール「チェリー」のオープニング。大勢の患者が押し寄せることを予感した速水は、オレンジ・スタッドをかけ、不測の事態に備えた。如月のルージュをもらって。 如月に魅かれていたけれど、花房を選んだ速水。なのに、如月にルージュをもらったのは、速水なりの気持ちへの区切りをつけるため?

・速水は救急センターの為に、器材を優遇してくれるメディカル・アソシエイツと癒着してました。
 決して私腹を肥やすためではなく。あの告発文書は実は速水本人が書いたものだったんですね。
 しかし、田口の活躍や高階病院長、黒崎教授などのおかげで、異動で済みます。
 今度は、東城大学系列の極北市にある病院へ赴任することに。さみしいなぁ・・・。
 場所は極北救命救急センター。そこのヘッドの桃倉さんの代わりじゃないかな・・(予測)
 「ブラック・ペアン」で佐伯教授が極北大の講演に行ってた時、帰りの手配をしてくれたのが桃倉さん。で、「医学のたまご」では、東城医大にいるから、こっちに異動したのではないでしょうか?
 (桃倉さんは「医学のたまご」に出てきた薫の指導担当。)

・・・と思ったのですが、20年も前にヘッドだった桃倉さんが、20年後、東城医大で指導担当なんて、若手のするようなことをさせられるかなぁ・・・と疑問に思いました。
名前が一緒だけど、実は身内?息子にしては早めに結婚してなきゃ無理だし・・・。
どうでしょう?皆さん。

・高階病院長、田口により、速水は3年間、極北救命救急センターへ。・速水はいつもチュッパチャプスを口に入れてるんですが、なんとこれ、三年間で総額三万円相当の私的供与。
田口がこの領収書を見つけ、処分を決定。

・最後、花房が去る時に、猫田が「看護師が師長になるために経験しなければならない4つの節目」について、話しています。
「生・老・病・死」それぞれの看護を経験することだそうです。

生の看護・・命を生みだし育む看護―産婦人科・小児科
老の看護・・お年寄りや障害者看護
病の看護・・通常の看護

同様に、死に際しても看護は必要。
死者にまで看護の領域が拡張されなければ、真の医療に到達できない。
それが死後看護。

猫田は、
「死をタブー視してきた医療現場ではおざなりに扱われてきた。でも、死んだ後まで看護してもらえると思って初めて、人はよりよい人生を送ることができるのではないか」
といいます。

猫田が小夜をドラフトで選んだのは、死後看護の経験を豊富に持っていたから。
真の看護の体現者を育成したかったから。

小夜は、残念ながら、看護師はやめてしまいますが・・。




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海堂尊-小説 | 2008-11-03(Mon) 23:24:10 | トラックバック:(0) | コメント:(0)
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