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「ポーラースター ゲバラ覚醒 」 海堂尊 著 レビュー


ポーラースター ゲバラ覚醒

本 内容
医学生ゲバラは友人ピョートルとオンボロバイクにまたがり、南米大陸を駆け巡る。放埒な人妻、偉大な詩人、抑圧された人々、病に苦しむ患者と接し、次第に目覚めていく…。没後50年(2017年)、生誕90年(2018年)にゲバラを、キューバ革命を、そしてラテンアメリカを書き尽くす4部作の第1弾!

アヒル。 目次

1  医学生           1951年10月  ブエノス・アイレス
2  真夏のクリスマス     1951年12月  カンパーニャ
3  美しい季節         1931~44年  コルドバ
4  ファン・ドミンゴ=ペロン 1954年8月   ブエノス・アイレス
5  青嵐             1945年10月  ブエノス・アイレス
6  チリの特派員       1952年1月   チリ・バルディビア
7  アンデスの詩人      1952年2月   チリ・バルパライン
8  バナナ共和国       1952年2月   エクアドル・グアヤキル
9  ビオレンシアの残照   1952年2月   コロンビア・ボゴタ
10 サンパブロ療養所    1952年2月   ペルー・サンパブロ
11 インカの道         1952年2月   ペルー・マチュピチュ
12 地に潜む悪意       1952年2月   ボリビア・コントラクト
13 アルゼンチンの虹    1952年3月   ブエノス・アイレス


単行本: 454ページ
出版社: 文藝春秋 (2016/6/11)


海 読後レビュー。
ほぼ事前知識ゼロ状態で読んだゲバラの物語。
キューバ革命の立役者ということしか知らなかったのですが、ものすごく興味をひかれました!
読み終わって、めっちゃゲバラのこと調べましたもん・・・。
え、ゲバラってまだ最近の人やん・・・という無知な感想まで持ってしまって申し訳ないくらいです。
ごめんなさい、ゲバラ。

さて、本書は、英雄ゲバラの高校生、医学生時代の恋バナや時代の思想、南米縦断旅行で出会った人たちとの交流やそこで世界を見てどんな考えを持っていったのかが描かれています。

初めは青臭くて軽い男だなと思っていたのですが、
アルゼンチンのペロン大統領とその夫人との関わりや無二の親友ピョートルとの旅行先でのエピソード、不当な差別に対しての憤りや理不尽への怒り、、読み進むにつれて、こういう背景があるからこそ、英雄ゲバラが生まれたんだなーとわかり始めました。
そしてペロン大統領以外にも、ママンのサロンの客、尊敬する詩人ネルーダ、バナナ農園つながりでグアヤキル総督、ボゴタの病院のエリーゼ、サンパブロ療養所のペレイラ院長やマリア、そしてマチュピチュであったブライトなど、出会うべくして出会った人々から受けた影響や出会うことで生まれる考えや価値観の変化を、私も読みながら一緒に体験した感じです。

基本的なところでは史実にのっとっているのだと思いますが、細部はフィクション。
今のところ、私はゲバラよりもピョートルの方が気に入っています。
実際に一緒に南米縦断旅行をした人がピョートルという名前ではないのかもしれませんが。
この「ゲバラ覚醒」ではピョートルは芯の通った、自分のやりたいことに向かって一直線ないい男だと思います。
ゲバラは若くてまだ青い感じ。
恋人の部屋からの朝帰りを恋人の父親に目撃されて、結婚する!とか軽く言っちゃうし、人妻には手を出すし。
まっすぐで、清濁併せ呑むってことができないし。

このゲバラシリーズは史実に基づいているという前提で、ネタバレでもどんどん書いていっちゃいますが
ピョートルがゲバラの前からいなくなってしまったシーンでは、ピョートルを気に入っていただけにかなりショックでした。
この出来事があったこともその後のゲバラに大きく影響を与えているだろうし。
実際、ゲバラの喪失感もすごく伝わりましたね。

英雄ゲバラの青年時代の将来の夢は吟遊詩人でした。
そんな職業で生きていけるの?本気かいな?と思いながら、調べてみたら
吟遊詩人って、今(?いや昔か)でいう流しの歌手のような感じですね。もう少し文学的だけど。
そんなことを言っていた医学生のゲバラがどうしてキューバ革命を起こしたのか?
アルゼンチンを出てなぜキューバ?どうやってカストロと出会い、そして若くしてどうして死んでしまったのか。
今回の第1弾「ゲバラ覚醒」に続き、
第2弾「中米放浪編」 第3弾「カストロ立志編」 第4弾「革命編」
と続く作品が非常に楽しみです。

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海堂尊-小説 | 2016-06-19(Sun) 22:18:23 | トラックバック:(0) | コメント:(0)
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