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「死因不明社会」 海堂尊 著 レビュー

死因不明社会 (ブルーバックス 1578)死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
(2007/11/21)
海堂 尊

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「死因不明社会」 海堂尊 著

本 内容(BOOKデータベースより)

『このミステリーがすごい!』大賞作家が緊急書き下ろしロジカルモンスター白鳥圭輔が日本の医療の闇を斬る!「『チーム・バチスタの栄光』は、この本を書くために生まれた(海堂 尊)
ミステリーより怖い真実
日本の解剖率2%台は、先進国中ぶっちぎりの最下位。98%は、体の表面を見るだけのいい加減な死亡診断が下されている。死亡診断が軽視される社会では、明らかな犯罪行為や児童虐待すら発見できず、治療効果判定も行われない無監査医療がはびこる。社会に様々な不利益をもたらす「死因不明社会」に立ち向かうにはAiを中核とする新たなパラダイムシフトが必要となる。現役医師でベストセラー作家、海堂尊の緊急提言。

アヒル。 目次

プロローグ 「死因不明社会」の出現とその処方箋

第1章  そして誰も「解剖」されなくなった
      厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー①
第2章  現代日本の解剖事情
第3章  死体のゆくえ
      厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー②
第4章  解剖崩壊
第5章  医療事故調査委員会における厚生労働省の謀略
      厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー③
第6章  Ai は医療事故問題解決の処方箋となりうるのか?
第7章  Ai の病院死症例における威力
      厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー④
第8章  「死亡時医学検索」の再建のための処方箋「Ai」
第9章  犯罪監視システムのしてのAi
      厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー⑤
第10章 死をめぐる医療と司法の相克
第11章 Ai の医学的考察
      厚生労働省・白鳥室長 集中最終講義
第12章 「死因不明社会」の処方箋と明るい未来
      Aiセンターが医療と社会を再建する

あとがき

白鳥圭輔のワンポイント用語講座
1 「検視」と「検死」と「検案」
2 解剖と剖検
3 法医学者と病理専門医・監察医と警察医

白鳥圭輔のワンポイント用語講座 補講
 日本及び世界におけるAiの潮流
 オートプシー・イメージング・アカデミア
 筑波メディカルセンター病院放射線科 塩谷清司


新書・全278ページ


海 読後レビュー。

小説ではなく、ブルーバックスから出ているというだけあって、学術書的内容です。

「チーム・バチスタ」の白鳥に、時風新報の別宮葉子記者がインタビューするという形式で、Ai導入について提言していきます。

解剖とAiについての説明や、Ai導入の意義が繰り返され、ど素人の私でもよく理解できました。

遺族感情として、遺体を切り刻まれる解剖は嫌だけど、画像診断できるAiならもちろんOK!

異状死や突然死は、短時間でできるAiを行い、原因を特定すれば、早い事件解決にもなりますよね。

医師会がAi導入を進めてるようなので、ぜひ全国に導入してほしいですね。

なお2007年8月に千葉大学医学部にAiセンターが設立されたようです。
医療崩壊が叫ばれ、少し前は、小児科医、今は、産婦人科の問題がメディアで取りざたされています。 抜本から医療システムを見直さないと、大変なことになってしまいますね。

Aiは、虐待死など、体表からわからない原因などにも有効!

厚生労働省頼むよ!!


<内容メモ>


●Ai (Autopsy imaging 、 オートプシー・イメージング) 
・死亡時画像病理診断、死亡時画像診断。
・患者の死亡後に、CT、MRI、超音波検査などの画像診断を行い、結果を正確な剖検(病理解剖)につなげ、死因解明に役立てるシステム。

●「死亡時医学検索」
 ・遺族の承諾のもとに、病死した患者の遺体を医学的に診断すること。

●CT (Computed Tomogaphy)
・X線を用いて生体の断層像を得る
・人体の輪切りの断面図を撮像。

●MRI (Magnetic Resonance Imaging)
・磁気を利用して体内を縦横に撮影できる医療機器、磁気共鳴装置(MR)による映像取得法、及び装置のこと。
・人体の縦横図や斜断面など自由な角度で撮影できる
・X線に比べて人体にほとんど害がない


検死、検視、検案について

・死体を体表から観察して異状の有無を調べること。

●検案(=検死) : 医師が行う。法律上の根拠は医師法。

●検視 : 警察官が行う。法律上の根拠は刑事訴訟法。


死因を特定するために、現在は

検案(体表観察)→解剖

という流れをたどる。しかし、解剖費用は、一体につき約25万~50万円かかるのに
病院の持ち出し費用となるのだ。時間もお金もかかる解剖、さらに遺族に承諾を得るのが大変で、病院側は解剖をしたくなくなる・・・。(厚生労働省は、解剖にはお金を出さない)

というような事情もあり、日本の現在の解剖率は、全体のたった2%。
さらに変死体に限っても、わずか9%という(2007年)。
まさに死因不明社会。

日本の解剖制度は、3つに分かれている。
病理解剖 : 厚生労働省管轄、予算なし、強制力なし
司法解剖 : 地方自治体管轄、予算あり、強制力あり
行政解剖 : 警察庁管轄、予算あり、強制力なし(監察医を置く、限定5都市のみあり)
                      *東京23区、横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市

エーアイを行い、そこからさらに詳しく調べたい箇所のみを解剖するという流れが理想とのこと。
遺族としても、実際、その通りだと思います。

エーアイと解剖の比較
検査のしやすさ、遺族の承諾のしやすさ、コスト(Aiは5万円程度)、スピード、設備設置率、マンパワー、労力、倫理などの項目については、Aiが圧勝。
医学情報の取得は互角。
診断確定度は、解剖が行える領域に関しては解剖の勝利だが、検査不能部分が多すぎる。 


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海堂尊-その他書籍 | 2008-11-05(Wed) 11:28:13 | トラックバック:(0) | コメント:(0)
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