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「被災地の空へ―DMATのジェネラル」 海堂尊 著 レビュー

「被災地の空へ―DMATのジェネラル」 海堂尊 著 レビュー (小説新潮 2011年11月号収録)



本 内容
小説新潮 2011年 11月号に収録された短編。
東北地方での大地震発生!極北救命救急センターの速水は看護師の五條らとともにDMATとして派遣される。

全22ページ(上下段)
発売日:2011年10月22日


海 読後レビュー

これは、「極北ラプソディ」が発売される前に出たので、久々に速水が登場する!とわくわくして読みました。
(読んだまま、レビューをアップできてませんした・・・。その後「ラプソディ」を読んでのレビューです)
東日本大震災の時の医療活動を速水目線で描いた作品でした。

DMAT(Disaster Medical Assistance Team)は「災害急性期に活動できる機動性を持った、トレーニングを受けた医療チーム」のこと。
この北海道のDMATチームに極北救命救急センターからは、速水、看護師・五條、薬剤師・中島、事務員・織田の4名で参加。
さらに癖のある満島が率いる蝦夷大学チーム。彼らをまとめるのが神威島診療所の久世です。

久世先生は小柄で温和なお年寄りでなぜこの人が責任者??と思うのですが、実はすごい先生だということがわかります。
過去に炭鉱事故で奇跡の救命を行った伝説の医師。さらに、極北救命救急センターの桃倉センター長が看護師のお尻をなでる癖や、蝦夷大学の荒巻教授の趣味がボトルシップ作りだということを知っているんですねぇ。
もちろん、その後被災地に行ったあとも的確な判断を下します。

速水はここで、初めて久世先生と会い、五條から伊達が尊敬していることや世良の話を聞きます。
こうやって出会うことで何かが変わっていくんですね。
ちなみに、ここで世良の話を聞き、花房の面影を思い出します・・・。

被災地ではもう一つ出会いがありました。
看護師の五條は極北救命救急センターで勤務していたドクターヘリのパイロット、大月さんがなんと浪速からのヘリを操縦してきたんです!
感動の再会でしたね~。大月さんは妻子持ちなんですけど、五條はやっぱりすごく慕っていたんですよね。

さて被災地での医療ですが・・・

航空自衛隊のAMES(AeroMedical Evacuation Squadron 航空機動衛生隊)が運ぶ、空飛ぶICU、機動衛生ユニットで飛んだ速水たち。被災地には、みちのく総合病院救命救急センターチーム、出羽医療センターの災害対応チーム、浪速のDMATやJMAT(Japan Medical Association Team 日本医師会災害医療チーム)が到着。
運ばれる患者は軽症者が多く、救命救急を施す患者はほぼ来ないため、次々と運ばれてくる遺体検案を行うばかり。
今回の震災は津波で亡くなった方か軽症者が多かったようです・・・。

速水が「現場で今一番必要なのは?」と救急隊員に聞くと「被災地で孤立した病院の入院患者搬送とのこと」
今いる4つの都道府県のドクターヘリを要請し、患者の転送を行おうとします。
その場でできることを自ら探し、迅速に行うことが、大切ですよね。
海堂さんが監修した「救命―東日本大震災、医師たちの奮闘」にもありましたよね・・・。

結局、速水は久世先生に説得されてドクターヘリとともに極北救命救急センターに帰ります。震災後は搬送のドクターヘリ搭乗に文句を言わなくなった速水。
救急での患者搬送を軽視してきたけど、患者を無事に送り届けることも治療と同じくらい大切なことではないかと気づくんですねぇ・・。

人はいろいろな経験をして成長しますね。

この短編は速水の活躍を楽しみに読み始めましたが、それよりも、被災地での医療活動やDMAT、JMATのあり方などを考えることとなりました。空飛ぶICUのこともよくわかりました。


<登場人物>


<極北救命救急センター>
 
速水晃一 : センター長代理。“将軍”と呼ばれる。元東城医大救命救急医。

五條郁美 : 看護師。フライトナース。

伊達伸也 : フライトドクター。脳外科専門。


満島   : 蝦夷大学救急チームの責任者。防衛医大12期生。

工藤   : 北海道庁の緊急災害対策部。北海道チームの現地統括役。

鷹村   : 機動衛生ユニット室長。防衛医大17期生。

久世敦夫 : 神威島診療所長。神威島の神と呼ばれる初老の医師。世良の恩師。
       北海道激甚災害救急医療派遣チームの隊長。

岸村   : みちのく大学救命救急部。救護所の総指揮。

井関   : 浪速大学救命救急部の准教授。関西のドクターヘリの総本山の元締め。

木崎   : 東京の高尾総合病院の先遣隊隊長。JMAT。

大月   : ドクターヘリパイロット。元極北救命救急センターに勤務。


*名前のみ*

都島   : 最近赴任したCS。
高中   : 北海道庁の医療福祉部。
中島   : 極北救命救急センター、薬剤師。
小田   : 極北救命救急センター、事務員。
仲根市長 : 雪見市長。
中井   : 蝦夷大学チーム。満島の部下。

花房美和 : 救命救急部師長。元東城医大看護師。
桃倉義治 : 極北救命救急センター長。
荒巻   : 蝦夷大学救急部教授。
世良雅志 : 極北市民病院長。東城医大佐伯外科出身。
越川   : CS(コミュニケーション・スペシャリスト)。元極北救命救急センターに勤務元極北救命救急センター。



●時期
書いていませんが、恐らく東日本大震災(2011年3月11日以降)と同じ時?


*今回ネタバレメモはありません。



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海堂尊-小説 | 2012-03-12(Mon) 12:27:39 | トラックバック:(0) | コメント:(0)
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