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「ブレイズメス1990」 海堂尊 著 レビュー



ブレイズメス1990  海堂尊 著


本内容(「BOOK」データベースより)
バチスタの原点を追ってついに海外へ!  おなじみの大学病院を舞台にシリーズ中もっとも派手な手術が登場。富国モナコも絡み日本医療を考える小説はさらにエキサイト!「ブラックペアン」につづく第2弾 。



アヒル。 目次

一章  コート・ダジュール     1990年4月
二章  モンテカルロ・エトワール  1990年4月
三章  ネージュ・ノワール     1990年4月
四章  アメジスト・ナイト     1990年5月
五章  セイント・スクルージ    1990年6月
六章  ブロンズ・マリーシア    1990年6月
七章  オペレーション・サーカス  1990年7月
八章  スリジエ・ハートセンター  1990年7月



単行本: 346ページ
出版社: 講談社 (2010/7/16)


海 読後レビュー。

このシリーズは、世良先生シリーズになるんでしょうか。
「ブラックペアン1988」から2年後の東城医大を描いています。
桜宮がんセンターと富士見診療所から外部研修を終えて古巣へ帰ってきた世良先生。
冒頭からいきなり、ニースへ飛んでます。

垣谷先生の講演のお伴なのですが、秘密のミッションを佐伯病院長から言い渡されてました。
それは、モナコのモンテカルロ・ハートセンターの天城雪彦医師に手紙を渡すこと、そして連れ帰ること。

天城は世界で一人しかできない高度な術式を行う神の手を持つ心臓外科医。
でも、ギャンブルで患者を受けるかどうか決めたり、患者の全財産の半分を報酬としてもらったりするような医師で、どっちかというと渡海っぽい感じかな。

人間的にどうかと思うけれど、その神技を見た世良先生は、天城を連れ帰ることに成功。

うーん、ちょっとこの天城の高飛車なキャラについていけない気もしましたが、少しずつ物語が進むにつれて、医療への真摯な姿勢もみてとれたりしてきます。

天城が佐伯病院長に依頼されたことは、東城医大のメンバーを驚かせましたが、それって「バチスタ事件」の時点で作られてないよね?ってことは、結局できなかったのかな?
天城の手腕を間近で学んだ世良先生は、そこから「極北」で出てくる役回りになったのかな?
世良先生の外科医としての道はどうなったんだろう。

この「ブレイズメス」は新たな物語の序章ですね。後半の公開手術なんかも、1つの話でしかないし。
天城を日本に連れ帰り、黒崎助教授や高階講師と反目させ、新たなミッションを与え、それが始まるところですもんね。
「イノセント・ゲリラ」が序章であったように、これも同じく「序章」のイメージです。
まだ何も起こってない。

世良先生と花房の関係にはやきもきしましたねー。
まだ速水は登場してないんだなぁー。

今回、天城の強烈キャラに隠れて、高階講師も目立たなかったな。
あぁ、でも他の話に出てくるキャラが2人登場してました。

次は、本章に入ってほしいですね。天城の理想ができるのか、世良の運命は、そして世良と花房の関係や高階病院長が生まれるまでの話も知りたいですね。



<登場人物>

世良雅志 : 佐伯外科の2年目医師。桜宮がんセンター、富士見診療所と
外部研修を終え、東城医大に戻ってきたが、天城の世話役となる。
       天城に「ジュノ(青二才)」と呼ばれる。

天城雪彦 : モンテカルロ・ハートセンター部長。ダイレクト・アナストモーシスを
       世界で一人だけ行う神の手を持つ外科医。

高階権太 : 講師。佐伯外科の食道外科医。天城に反発。佐伯に「小天狗」と呼ばれる。

佐伯清剛 : 東城医大病院長。神の手を持つと呼ばれる外科医。総合外科学教室教授。
腹部外科専門。
       雪のように白い眉毛。天城を呼び寄せる。

垣谷  : 佐伯外科の講師。世良の8年先輩。心臓血管外科が専門。
      ニースで講演。天城に反発。

駒井亮一 : 5月から東城医大総合外科一年生。薩摩大出身。ニースで世良達と出会う。

黒崎誠一郎 : 佐伯外科の助教授。大血管手術のエキスパート。

北島  : 世良の同期。出世頭。
青木  : 世良の同期。心臓外科医。
平井  : 7年目の助手。
田中  : 麻酔医の助手。
中村  : 臨床工学士。機器メーカーから出向。

江尻  : 東城医大副病院長。第二内科教授。
緒方  : 事務長。
榊   : 総看護婦長。

多田   : 形成外科教授。
藤原真琴 : 佐伯外科の婦長。
松井   : 手術室の婦長。
猫田麻里 : 看護師。主任。昼寝好き。
花房美和 : 2年目の看護師。
桜宮巌雄 : 佐伯の同窓。
桜宮葵  : 桜宮巌雄の長女。医師。
忠士   : 桜宮病院の小児科患者。

鹿間   : 帝華大外科助教授。
西崎慎治 : 帝華大外科教授。
菅井達夫 : 維新大学第一外科教授。

桐生恭一 : 小児心臓外科を目指す若者。

中瀬   :桜宮がんセンター部長。
マスター : 喫茶店チェリー・ブロッサム

ガブリエル : オックスフォード医科大教授。
セルゲイ  : マサチューセッツ医科大教授。ニースのシンポジウムの座長。
アントニオ : 講師。セルゲイの秘蔵っ子。
ミヒャエル : 米国サザンクロス心臓疾患専門病院の部長。
ボビー・ジャクソン : テキサス大学助教授。悪名高いクラッシャー。

マリツィア : モナコ公国を建国したマリツィアの直系、分家第25代当主。王族で公位継承権第七位。建築家。
バベル・ハッサン : 中東の石油国バザン公告の王族。
ピーコック : イタリア・ルキノ社社長。

村雨  : 桜宮市長の秘書。
女性レポーター : サクラテレビ

*名前のみ

井上   : 東城医大整形外科助教授
田町   : 消化器外科。
三田村  : 消化器外科。
曾野  : 放射線技師長。
遠藤  : 薬局長。
富田  : 麻酔科教授。

双子の少女 : 桜宮すみれ、小百合
リド   : モンテカルロ・ハートセンター院長
ガスコス : モンテカルロ・ハートセンター副院長
カール・ハイゼンベルグ : 博士。
ポール・バッカー : ボブに廃人にされた高階の元パートナー。

広橋   : 維新大事務長
上杉歳一 : ウエスギ・モーターズ会長。


登場人物作品関連図はこちらをクリック!


●時期
1990年4月~7月


<ネタバレメモ>   
    *以下、ネタバレ含みますので、見てもいい方だけ、ドラッグしてください。


・佐伯病院長は、心臓手術専門のセンターを設立することを天城に依頼。
当然、黒崎助教授以下、心臓外科の面々は反対してるし、天城の考えに対して高階講師も反対してるんですねー。
2年間、天城のお世話役を言い渡された世良は、肩身が狭そう。
ただ、天城が公開手術で神技を見せた後は、少し周囲の見方も変わったかも。

・佐伯病院長が心臓手術専門のセンターを作ろうと考えたのは、心臓外科と腹部外科を分離したいため。そうしないと最先端の医療に対応できなくなると思った。佐伯病院長は、自分の後を高階が継ぐと思っている。そうすると、黒崎助教授は教室を飛び出して新たな心臓外科の教室を作る気概はないので、天城を呼び寄せた。

・天城はその手技を見せるのを、病院の中ではなく、日本胸部外科学会が行われる東京国際会議場に一日限りの手術室を作って、公開手術を行うことにした。公開手術の経費は、天城が命を救った中東の産油国バザン公国の王族、バベル・ハッサン殿下からもらっていた。お金の件で文句を言っていた江尻教授や緒方事務長もハッサンから寄付されたお金の多さに何も言えなくなってしまった。

・心臓手術専門の病院を「スリジエ・ハートセンター」と命名した天城。スリジエは「桜」を意味する。
建設予定地は桜宮病院近く。そこで、桜宮巌男と葵、そしてまだ少女のすみれ、小百合に会う。
センターを建築するのに、モナコの王族で建築家のマリツィアを呼ぶ。マリツィアも一筋縄ではいかない人物のよう。今後どう絡んでくるのか?

・公開手術のプレゼンター、ボビーは、高階のスナイプでのパートナーであるポールを口撃で廃人同様にしてました。高階は公開手術でボビーの通訳を行うのをためらってましたが、それを知ってボビーをやっつけちゃいましたよ。さすが阿修羅。

・最後になんとびっくり。まだ若いころの桐生恭一が出てきましたね。心臓手術ということで、それまでにバチスタも登場してましたが、ここでサザンクロス病院のミヒャエルと出会うとは。これがきっかけだったのですねぇ。

・世良と花房、どうもしっくりいかなくてやきもきしましたが、最後に結ばれました♪
東京の公開手術に花房も参加することになり、その晩!!
これから盛り上がるっていう時なのに、この1年後に速水が入局してくるはず・・・。
それに、「ジェネラル・ルージュの伝説」では、世良と花房の関係は、何もないような印象を受けたんですよね。
そして速水が一年目でジェネラル・ルージュですよ・・・。

・そういえば、「ジェネラル・ルージュの伝説」で世良は医局長になってましたよ!
今は垣谷先生が医局長。そして世良は天城のお世話役・・。
つまり、この話の一年後の「ジェネラル」では天城はいないんですよね・・・。
「スリジエ・ハートセンター」はどこへ??そして天城は??

・マリツィアのフルネームは「マリツィア・ド・セバスティアン・シロサキ・クルーピア」
そう、お母さんが日本人!その名は、シロサキ!
お、これは、もしかして城崎??「ジーン・ワルツ」で登場したまりあ先生の姉妹?
どこまでも絡み合ってますねー。

・そして、天城は公開手術の最終に一人、患者を亡くしている。
手術ミスではなく、不幸な事故だったということですが、最後でもう一度なぞられているので
どうも、この患者も海堂ワールドのどこかで関係していそうですね。
ガブリエル教授が世良に「君だけは、たとえ世界中がアマギの敵に回っても、必ず最後までアマギを守り続けなさい。」というんですが、これも気になりますね。





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海堂尊-小説 | 2010-07-20(Tue) 23:08:52 | トラックバック:(1) | コメント:(3)
コメント
名なしさんへ

拍手コメントに書いていただきありがとうございます。そこでお返事できないので、こちらでお礼します。

>速水の入局で化学変化が起こりそうですね。

そうですね。世良と花房の関係だけでなく、いろいろ動きがありそうな時代なので、この続きを早く書いてほしいですね!!

2010-07-22 木  22:09:23 |  URL | 海堂尊ファン #- [編集]
海堂尊ファンさん、こんにちは(^^)。
いつも、ホントにお世話になっております♪
今回、なんだか疑問ばかりたくさん出てきてしまって、ちょっと不完全燃焼です(^_^;)。
海堂さんの壮大な物語のどこで、この伏線が回収されるか判らないので、海堂作品は止められませんね~。もちろん、読んで面白いエンターテイメントだからなんですが(笑)。

最近、ライブドアブログさんやFC2ブログさんとの相性が悪いらしく、トラックバックを送っても認識してもらえないことが多いので、今回もダメかもしれません。時間帯を変えてチャレンジしますので、ご了承くださいm(__)m。
2011-06-24 金  16:42:00 |  URL | 水無月・R #- [編集]
水無月・R さん

こんばんは!

> 今回、なんだか疑問ばかりたくさん出てきてしまって、ちょっと不完全燃焼です(^_^;)。
> 海堂さんの壮大な物語のどこで、この伏線が回収されるか判らないので、海堂作品は止められませんね~。もちろん、読んで面白いエンターテイメントだからなんですが(笑)。

「ブレイズメス」は私もちょっとねー。だってこれからっていうのばっかりですもんね(^_^;)
でも週刊現代で掲載される続編が完結編のようなので、そこや他の作品で伏線も回収されるんでしょうね。

> 最近、ライブドアブログさんやFC2ブログさんとの相性が悪いらしく、トラックバックを送っても認識してもらえないことが多いので、今回もダメかもしれません。時間帯を変えてチャレンジしますので、ご了承くださいm(__)m。

いえいえ。全然気にしてませんので大丈夫です♪
2011-06-24 金  21:37:41 |  URL | 海堂尊ファン #- [編集]
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