「四兆七千億分の一の憂鬱」レビュー!「このミステリーがすごい2009年度版」に収録短編

「四兆七千億分の一の憂鬱」レビュー!


本 内容


このミステリーがすごい! 2010年版に短編として掲載されてます。
短編集「玉村警部補の災難」にも掲載。
桜宮警察署の加納警視正と玉村警部補の名コンビ再び。
女性殺人事件で検挙されたのは、夫、愛人という容疑者がいる中DNA鑑定で一致した被害者と何の接点もないフリーターだった。東城大学医学部付属病院、桜宮科学捜査研究所、桜宮警察所を舞台に加納の捜査が始まった。

アヒル。 目次(「このミス」掲載時)

01 まっとうな殺人事件      桜宮市警察本部        2009年4月25日 午前9時30分
02 最新科学捜査         桜宮科学捜査研究所(SCL)         午前11時
03 捜査網にかかったフリーター  桜宮市警察本部                午後1時30分
04 不倫外来           東城大学医学部付属病院本館          午後3時
05 ふたりの参考人        桜宮市警察本部           4月26日 午前10時
06 『ダモレスクの剣』      桜宮市警察本部                午後1時30分
07 創傷治癒薬・キズナオル    サンザシ薬品研究所              午後3時
08 斑鳩芳正・桜宮市警察広報官  桜宮市警察本部                午後5時
09 成分分析曲線         サンザシ薬品研究所         4月30日 午前11時
10 勇者バンバンの帰還      桜宮市警察本部           5月1日  午前10時
  

全43ページ(上下段)
発売日: 2009/12/10


アヒル。 目次(「玉村警部補の災難」掲載時)

01 まっとうな殺人事件      桜宮市警察本部        4月25日 午前9時30分
02 最新科学捜査         桜宮科学捜査研究所(SCL)      午前11時
03 捜査網にかかったフリーター  桜宮市警察本部             午後1時30分
04 不倫外来           東城大学医学部付属病院本館       午後3時
05 ふたりの参考人        桜宮市警察本部        4月26日 午前10時
06 『ダモレスクの剣』      桜宮市警察本部             午後1時30分
07 創傷治癒薬・キズナオル    サンザシ薬品研究所           午後3時
08 舞い戻ってきた災難      東城大学医学部付属病院1F       午後4時
09 斑鳩芳正・桜宮市警察広報官  桜宮市警察本部             午後5時
10 成分分析曲線         サンザシ薬品研究所      4月30日 午前10時
11 スプリング・エイト      サンザシ薬品研究所      4月30日 午前10時30分
12 かなぐり捨てたマスカレード  サンザシ薬品研究所      4月30日 午前11時
13 勇者バンバンの帰還      桜宮市警察本部        5月1日  午前10時
  

全85ページ


海 読後レビュー。(「このミス」掲載時)

面白かったです。
「このミス」の短編シリーズは昨年に続き、加納&玉村コンビの話で、これはどうやら恒例になりそうですね(笑)
棚橋鑑識官も登場しますが、なんと出世してます!
で、昨年「青空迷宮」迷路があった碧翠院桜宮病院の跡地に、桜宮科学捜査研究所(SCL)ができています。
斑鳩芳正のおかげで半年でできたとか。なのでおそらく20082009年の話ですね。なんと隣にAiセンターも建築中ですよ!

DNA鑑定の結果で、事件は単純なものに思えたものの、容疑者否認のため、加納が調査に乗り出します。
DNA鑑定は絶対だろうという前提にも関わらず、加納は容疑者のアリバイや関係者を調べて、とうとう真犯人を見つけます。
今年あったDNA鑑定の冤罪の話もちらっと出していて、さすが社会派作家!ですね。

正統派の事件ものでしたね。治験バイト、DNA鑑定など医療関係の花も面白い。
加納と玉村の会話が生きていて、特に、加納の切って捨てるような鋭い話しぶりに気持ちよさを感じました。
素材をうまく生かしてますよね。
さらに桜宮サーガに関連したことがちらちら出てきて、ファンにはたまりません。

あ、新しい用語も出てましたね。
DDP(DNA鑑定データベースプロジェクト)。SCLで行われているプロジェクトですが、これは斑鳩広報官主導のようです。またまたいろいろ出てきました。これからにつながるのは間違いなし(?)ですね。



<登場人物>

加納達也  : 警察庁刑事局刑事企画課電子網監察室室長・警視正
        桜宮署に出向中。

玉村誠   : 桜宮警察署 警部補。加納の部下。

棚橋 : SCL鑑識室室長。鑑識官。

馬場利一  : 容疑者。フリーター。31歳。
白井加奈  : 被害者。35歳。専業主婦。
白井隆幸  : 被害者の夫。53歳。サンザシ薬品常務。サンザシ薬品研究所副所長。
松原    : 被害者の愛人。スキー・インストラクター。40代半ば。

斑鳩芳正  : 桜宮警察署・広報官。警察庁刑事局より出向中。

田口公平  : 東城大学医学部付属病院・不定愁訴外来講師
藤原真琴  :  不定愁訴外来看護師

*名前のみ
高階病院長 : 東城大学医学部付属病院長
沼田准教授 : 東城大学医学部付属病院・エシックス・コミティ責任者



●時期
2008年4月

<メモ>

  *下記、ネタバレ含みますので、見たい方だけ、ドラッグしてください。
   すみません、書くの忘れてました!!



・雪解けとともに現れた女性の刺殺死体には加害者の血痕が残っていた。SCL(桜宮科学捜査研究所)DNA鑑定データベース・プロジェクトであるDDPを適用し、加害者が特定されます。
このDDP案件は、斑鳩が進めているもの。
DNA鑑定の精度は上がり、今ではエラーの確率は4兆七千億分の一!

・DDPで、DNA鑑定で容疑者を割り出すには、膨大なデータが必要。そこで、斑鳩が東城大学医学部と協議し、製薬会社や病院と協力体制を築いた。患者の個人情報と試料のリンク情報のマスターキーを医療現場にゆだねた画期的なシステム。なんと、斑鳩と交渉したのは、エシックスの沼田准教授。

・棚橋鑑識官は、SCL鑑識室室長に出世してました!

・「アリアドネの弾丸」に出てきた「雪下美人殺人事件」はこの事件のことでした。

・容疑者の馬場の住所は、蓮っ葉通り裏手のおんぼろアパート。あの瑞人の父親の事件があったところ。
 馬場は重度のゲーマーで、ネットゲームの世界ではバンバンという有名人。
 馬場のアリバイとなるゲーム「ダモレスクの剣」では、なんと玉村もヘンロという名前で参加してました。

・犯人は血液を使い、DNP鑑定と馬場のアリバイを奪うことで、濡れ衣を着せようとしていた。
 しかし、その遺留品の血痕からアリバイを崩す証拠である物質が検出されてしまう。
 この微量な物質を検出したのが、神戸市にあるスプリング・エイト!
 
・サンザイ薬品研究所のたたずまいは、SCLに瓜二つ・・・。どういうことでしょう・・。
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海堂尊-小説 | 2009-12-14(Mon) 15:35:28 | トラックバック:(1) | コメント:(0)
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2009/12/14 20:58 | 美香のブログです!! | 緊急病棟完全版-Part2 今の緊急病院はこんなことになっていたんですね!驚きです・・。看護師さん、死にそうですよ・・・。


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